楽園のTomokoKUMAGAIのレビュー・感想・評価

「群集心理」「二番目の悪者」

ちょうどこの2冊を読み終えたところだったので
人々の心理描写にゾッとしてしまった。

閉鎖。排他。
安心は相対性なのか。

一方をおとしめることで、
他一方が優位になるのか。

そうではないことは、
数々繰り返されてきた悲劇の歴史で
学んできたはずなのでは？

楽園が存在するのか、というより
楽園に到達することがしあわせなのではなく、
その過程そのものが楽園なのでは？
と自問自答のラストでした。

綾野剛さんの役のオーラすごかった。