IT坊や

未知との遭遇 ファイナル・カット版のIT坊やのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ作品。
うーん?これは、よく分からない!笑
子どもが宇宙人と出会い…みたいなET的な作品を想像していましたが、全然違いました!

なんと、UFOに魅入られて、めちゃくちゃになっていく男の話。
彼は、その執着ゆえに仕事をクビになり、家族に見限られ、あげく彼も家族を顧みることは一切なく、ワクワクした表情で宇宙船に乗り込む。

確かに、彼の狂気とか、家の中に建てた謎のオブジェとテレビの映像が重なる瞬間とかはゾッとして、ホラー的に楽しめました。

ただ、全体的には、一見良い話風に描かれているものの、登場人物の成長はないし、彼らがUFOに呼ばれた理由も全く語られないし、すごーく変な話と感じました。
こういう感情にさせられる事こそ、「未知との遭遇」なのかもしれませんが。実際、ラスト近くの宇宙人との「対話」(地球人は音を繰り返していただけのようにも見えましたが)なんかは、「2001年宇宙の旅」のスターゲートを観た時に近い感覚に陥りましたし。

でもまぁ、映像はどうしても古いし、宇宙船はなんかちっちゃかったし、今観て惹かれる感じは正直、あまりなかったかな。
話も割と平坦というか、主人公の狂気以外には楽しいポイントは少なかったように思います。

個人的には、そんなに好みではなかったかなぁ。この、語りすぎない感じとか、SF感が好きな人も多いのだとは思いますが。
IT坊や

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