父(95歳)と認知症を持つ母(87歳)を、
監督である娘さんがビデオに収めたドキュメンタリー。
2人の性格は、家事が好きでしっかり者の母とユーモアがある父という感じ。
過去の母の姿も写真を通して語られるのでこちらも気が付けば感情移入している。
突然母が認知症となるのだけど、しっかり者で人に迷惑をかける性格ではなかった分、「自分が邪魔者じゃないか」といった思いに駆られ泣き喚くシーンは心が痛かった。
反対に父は95歳にもかかわらず、妻に代わり家事を全負担し、買い出しさえ行く。
腰が曲がってヨタヨタしているんだけど、95歳とは思えない眼差しと元気さで頑張っている姿は応援したくなる。
このおじいちゃん、とにかく可愛い。
鼻歌を歌ったり、いつも左頭部に寝癖ついてたり、陽気な感じで見ててほのぼのもした。
本ドキュメンタリーは、老いという怖さを感じ取られるですが、それとともに老夫婦の暖かみ、愛も伝わってくる。