おざわ

ストリート・オブ・クロコダイルのおざわのレビュー・感想・評価

-
色々と表現全般について考えることが多いのだが、例えばこの作品のなかでは、無機質な機械仕掛け世界のなかに、肉や内臓といった有機的モチーフや、溶けた氷といった液体的なモチーフがほとんど異物のように挿入される。

この作品の背景にどういう物語があるのかはわからないが、作者が制作を始めるとき、まず初めに作者本人がどうしても挿入したいと感じるイメージがあって、それらを繋ぎあわせる「場」をどう用意するかということだけが作者の第一関心で、それ以外のことは二の次三の次なんじゃないか。それはリンチの映画を観ててもよく思うことだ。
おざわ

おざわ