フィッシュアンドフライ

Girl/ガールのフィッシュアンドフライのレビュー・感想・評価

Girl/ガール(2018年製作の映画)
3.9
最後のシーンのララが美しかったことは言うまでもないね。人はそれぞれ背負っているものが違って、何を背負っているかなんて周りの人達は知らないわけで。周りが知りたくても、知り得ないこともあるわけで。本人が気づいていない自分もあるわけで。生きて行くだけで精一杯だよなって、それ以上に何を求めるんだって、思ってしまう気持ちになった。物語自体は淡々と進んでいって愛はあるけどそれがうまく噛み合ってない感じが画としてのダークさとか色合いに表れていた様にも感じられた。ひとを想いやるって自己中で、難しいことなんだよね。いまさらLGBTQがなんだとか、議論してる場合でもなく、そんなことに触れる必要なんてのもない。1人の女性を映し出した素晴らしい作品だと思う。