フィッシュアンドフライさんの映画レビュー・感想・評価

フィッシュアンドフライ

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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

別に親だから偉いわけじゃない。子供ってのは立派な人間なんだ。いつの時代も若い人たちが優秀だからこそ、そうやって時代がつくられていく。子供に教わることも多いだろう。これからも笑顔で過ごしてゆきたい。いい>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

お久しぶりの映画館。全体的な印象としては綺麗目で茶目っ気ありのエログロ映画って感じ。あくまでもフォーカスされてるのは人らしさや自分らしさかなと。モノクロからはじまり無から智を得ていくかの如く、開花する>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

すばらしき世界でいい加減に生きて普通になっていく。不器用でいいから、人に愛され、人を愛することができる人になりたいと思える作品でした。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

さすらう人の言葉って粋だな。戻らないのか、戻りたくないのか、戻れないのか。生きる道と死ぬ場所を同時に巡っているようで素敵でした。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

東京ってどんな街なんだろう。私はいったい誰なんだろう。だろう系映画ということで、実像と虚像って言葉がなんとなく思い浮かぶ。60度で淹れたコーヒーずっと飲んでる感じでした。

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.7

場面の切り取り方に工夫があり、より自分がその場にいるような感覚で作品を見ることができる。エンドロールの感じが好き。高校生のあの時代に自分はどう振る舞えただろうか。若いうちに触れておくべき映画だと感じま>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.9

スーパーガールええなー。往年の方々の参加も痺れるし、最後のエンドロールの犬ちゃんの演出さいこうやん。長めだったけど笑いどころ多めで小笑いから大笑いまで幅広く楽しめました。

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.4

素敵映画。最後綺麗でした。ヒビオルってすてきやん。布を編んでいくのと人生を紡いでいくのと、形が残っていく感じがなんとも、とても、具合が良かったです。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.7

炎と水の化学反応。この世には科学で説明できないことがたくさんあるんだね。ほっこりほっこり映画でした。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

やっと観れました。シンプルに面白かった。内容は難解すね。点と点が線で繋がっていくのが、すごく心地いいけど、繋がり方が普通じゃないのでなんていうかな、スロットの目押し的な。中間点でかっちりハマるとこが見>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

4.1

誰かに勧めたい映画ですね。役者2人が作り出すピュアな様相に心を掴まれる。光と闇、正義と悪、二つの要素が隣り合わせで対比されながら物語が進んでいく。二つが離れたり、時に混ざったり。終盤のガラス越しに2人>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.6

是枝さんの作品にみる穏やかな空気感が随所に流れていて、じわぁっと心に染み渡る心地いい瞬間が時折訪れる。そのたび、いい作品だなぁと。日本にも赤ちゃんポストがあって、少なからず需要があって、SOSを出して>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

期待以上の作品でした。昼は懸命に働き、夜は感謝の気持ちを持って眠り、朝、希望を持って目覚めることが大切であるという、麻生さんの言葉をなんとなく思い出しました。フィクトセクシャルの話もこの前見たし、LG>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

みーんないい味だしてて、まさに旨みがぎゅっとつめられているかのようです。キャッチーな名前以上に優しく深い内容で、誰しもの故郷やあの頃に触れ、還ることができるような、素晴らしい作品でした。サバ缶のくせに>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

トップガンの要素を、見た時の感想を、増し増しにしたような作品。これだよな。ほんとこれ。久しぶりにこんなに興奮した。トップガンあってこその素晴らしい作品でした。

トップガン(1986年製作の映画)

3.6

熱いのにすっきり、清々しくてねっとり。ただ純粋にかっけー、ただそれだけ。男の汗と友情の物語は痺れるぜ。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.7

歴史的な事件と並行して起きる物語について、抽象的な立場から見ているが、この状況をどう見るのかはたまた観るのか、もしくは看取るのか。自分が人や家族との関係をどう捉えるのか、訴えてくる作品だった。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.7

どこまでがリアルなのかは分からないけれど、何が平等であり、何が公平なのか、人類皆平等とはなんなのか、考えさせられる作品だった。正解や不正解のないまさに無法地帯の中で希望を持ち生きることはどれだけ辛いだ>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.6

何回見ても物語がすっ飛んでっちゃっていまいち覚えてらんないんだよな。そういえば、細田さんのプロフェッショナルでハウルについて語られてたね。やっぱり火ってのがよくてカルシファー×キャンプみたいなの流行り>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

ラッドのタイミングええなあ。最後はアシタカにみえた。うるっときながらエンタメ要素もあっていい意味で具合がいい感じでした。深い意味を考えるといまいちピンとこないんだけど、冬だから、防寒対策でチャックはち>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.6

それでも、息子は勇敢であった。死にいく父に息子は何を思うのだろうか

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

エッセンスのたくさん詰まった作品でした。ベストシーンは親父が娘の歌を感じようとするシーンですかね。旅立ちの去り際も味わい深かったです。それとなくそれぞれの波長が重なるところがあって、リアリティのある家>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

日の名残り以来のアンソニーかな。まぁ名演技過ぎて、没入感が凄まじいです。認知症の彼の日々が描かれているのだけれど、まさに認知症の目線で物語が進んでいるのかいないのかどこの場面なのか分からずとも症状や時>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

3.7

どの場面を切り取ってもグッズにできそうな綺麗で味のある画が渋いね。パッケージよりも何倍も劇中の作画がよくてしみじみ観れました。時間の垣根を超えて描かれる様に違和感を感じるでもなく、最終的なキーとなる場>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

場面場面で物語のピースがかちっとはまっていって、最後のエンドロールに向けて自分の気持ちが最高潮に達するような圧巻な脚本です。その様がまるで劇中の曲のようでこれまた素晴らしい。何か物を作るという行為の高>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

見る人にとってさまざまな思いを馳せることができるし、それぞれが自分の人生のどこか一部をこの作品とタッチできるところがこの作品の良さのような気がする。何かに似ているからといってそれで評価しちゃうってのも>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

いつの間に見放題になってたんだ。見終わって感じたのは、めちゃめちゃ痺れたってこと。もう後半は痺れるわーって声に出して言っちゃうくらいだった。なんか、マーベルの系譜とかソニーとかディズニーとかそこら辺の>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.9

1.5回観ました。ちょっと思い出しただけ、の後にはまたいつもの日常が繰り返されるんだろうし、そう考えると今を生きることに難しさを覚えている人もたくさんいるだろう。愛は逃げ道ってのがグッときたけど、まだ>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.7

最後スッキリね。馴染みのない単語と話ばかりだったが、さくさく見れて気持ちいい作品でした。

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.9

アングラな感じが滲み出ていてまさに泥臭い。悪が善を飲み込むむず痒い作品です。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

混雑してるようで大枠掴んで意外とあっさり見れました。細部にこだわりどこまでを前半にするかってことで第一章的なものがここで終わるわけだけどシンプルに早く続編見たいよね。バチバチのモンスターとの争いとかは>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.9

洒落こいてて最高。男臭えのに暑苦しくない。最後はなんだかおじさんの友情にやられるぜ。みんないい顔すんなあ。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.6

シェイプオブウォーター以来のギレルモさんでした。ナルニア系かと思いつつも、もう少しこっちの世界よりというかファンタジーでありながら、写実的というか、どことなくこの世界と近しい感じに描かれている気がして>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.6

なんとなく間伸びして、突き抜ける何かがなかったような気がするけど、伊藤蒼ちゃんの魅力に気付かされるいい作品ですね。

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