このレビューはネタバレを含みます
トランスジェンダーの、バレリーナを夢見る女の子、ララの話。
演じているのが現役のトップダンサーの男の子だっていうことに興味があって、なんとなく観に行っただけだったのに思い返せば、息をするのも忘れるほどララの表情に釘付けだった。
周りの理解はあっても
自分の中のどうしようもない気持ちは消えなくて、それは、受け入れて、包み込んでくれるだけでは無くならなくて、どうして欲しいかも、どうしたいかも、大人へ近づいていくララにはわからなくて
最後のシーン、生きることは苦しいの積み重ねだけど、自分らしくいられる道を拓いたララがすごく綺麗だった。
ララの服装、ぜんぶ可愛かった。
弟役の子にもぎゅっと心を掴まれちゃったな。
個人的には、お父さんの
「俺も時間をかけて男になった。お前も、ゆっくり女性になればいい。」
っていう言葉は少しの時間だけ、心に入ってきたかな。