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Girl/ガールのnaのネタバレレビュー・内容・結末

Girl/ガール(2018年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

淡々としていて美しい映画。
生々しくて痛々しい描写もあったけど、描き方が綺麗なので鑑賞中は特に気にならず、純粋に楽しめた。
日常に密着したドキュメンタリーみたいな映画で、毎日同じ事を繰り返す日々は似た描写が多くララの心境の変化が汲み取りやすかった。
トランスジェンダー。
「女の子になりたい」というララに医者はもちろんの事、父親も「おまえは女の子だ」という言葉を必ず返してくれていたのが印象的。
ララの事を娘として受け入れてくれている父親の優しさ、寛大さ。世界中の人がみんなこうであって欲しい、と思った。
いくら周りの人に恵まれていても自分が自分を愛せていないと自分に優しくなる余裕を持つことは難しい、自分を愛せるようになる為には?
考える機会を与えてくれた映画。
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