このレビューはネタバレを含みます
差別なんて大きなテーマが当事者には日常に溢れている様子が描かれる。
コンサートのためアメリカ各地を旅しながら進む物語。どこの土地でもしきたりなんていうよくわからないもので差別を受ける。招いたコンサート会場から警察まで。
最後の警察に止められたシーンではまた何か言われるのかなあと予想し、差別に慣れていた自分に驚いた。
孤独と差別のはなし。
差別を受けてもそれを分かち合う相手もいない。
そばにあって、自分も当事者になるかもしれない。それが差別なのかも。
そんなことを思う、映画。
常にぶれないトニーがかっこよかった。
素敵な珍道中。