このレビューはネタバレを含みます
日本は島国で、人種差別が無い国だから、人種差別を題材に扱った作品を根底から理解するのって難しいよなあって思う。
肌の色が違うだけでトイレも別、ホテルも別、レストランも別なんて理解できないし。
ただ、シャーリーが叫んだ
If I’m not black enough, and if I’m not white enough and if I’m not man enough, then tell me Tony, what am I?
このセリフは自分自身が感じてるアイデンティティの無さにも共通して、とても刺さった。
労働階級の黒人になる事も出来なくて、白人の世界で認めてもらう為に努力しても、白人からも差別されて。
じゃあ自分は何の為に努力するのか?
分からない中でも自分の信念を大切にして、レストランを去る最後のシーンがカッコ良かった。
アイデンティティっていうのは、今の時点では無くても、自分の信念を貫き通す事で後からついてくる事もあるのかな。そうだといいな。私も頑張る。
そして最後に奥さんがシャーリーを抱きしめながら、言ったセリフ
Thank you for helping him with the letters.
(手紙をありがとう。)
で、そりゃ気づくわな😂❣️ってなりました。好き。