グリーンブックののび犬のレビュー・感想・評価

差別や偏見を超えた友情のストーリー。派手な展開はないが、徐々に心を開いていく2人に感動。
黒人差別が主題だが、それ以外の差別や偏見も描かれている。この手の話は差別される側が「完璧な性格」に描かれることも多いが、この黒人ピアニストは差別を受けるがゆえに社会に対して少し歪んだ感情を持っている。それを白人の用心棒の「細かいことはいいんだよ」的な性格で解きほぐしていく感じが新鮮。差別や偏見は複雑な問題だけれど、一つの解決の形を見れた気がした。
ラストの「手紙をありがとう」には笑った。