ジワタネホ

グリーンブックのジワタネホのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.5
生活も性格も正反対の彼らがかけがえのない友になったのだから、人種の違いなんてなんの境にもならないだろう。
 はじめはトニーが差別する野郎をぶん殴るのを気持ちよかった。がドクが「暴力は敗北だ、品位を保つことが勝利をもらたす」という言葉がささった。差別を受け事あるごとに耐え難い屈辱を受けているにも関わらず、崇高な信念を持ち続け戦っていることが強くカッコ良かった。ただ、トニーのような柔軟さは世を渡っていく上でとても大切だと思う。実際、友人や仕事のツテも多くドクが心を許すことができたのもトニー「リップ」だからだろう。

今世、偏見や差別的なしきたりは減ってきてはいるが、トニーの言うようにまだまだ世の中は複雑だ。だからこそ周りに流されず信念を持って生きたい。