【 帰ったらあんたも 兄に手紙を書け
寂しい時は 自分から手を打たなきゃ 】
60年代のアメリカ
深 南部への 8週間の演奏旅行
黒人天才ピアニスト ドクこと
【 ドクター・ドン・シャーリー】は
白人のトニーを 運転手に雇った
トニーとドクは
ポケットに入れた 二つの石だと思う
互いに ぶつかり合い 研磨されていく
ドクの心の叫び
【 それ以外の私は ただのニガー
私は一人で城に住んでいる
人間でない私は
(いったい)なんなんだ】
トニーの妻への手紙
【 君は家 明かりが灯って 家族がいる 】
世界は複雑だ
こんな所は 早く出よう
君は人間であり 我が家に招く
友人だ
ぶつかり合った石は 守り石になる
トリオの一人が言う
【 南部を選んだ ドクの勇気が
人の心を 変える 】