話題のアカデミー賞作品。実話に基づいた、天才黒人ピアニストと運転手として雇われた教養のない白人男性の8週間の長い旅を描く。
重いテーマを扱う作品かな〜、と思って構えていましたが、価値観の全く違う凸凹バディっぷりをコミカルに描いたシーンも随所にあり、笑いが起きる時も。(手紙のシーンとケンタッキー投げるシーンすごく好きです笑)
とはいえ、日常化する黒人差別はとても冷たく恐ろしい。白人と黒人の間を生きてきた彼がいかに孤独だったかを痛感させられます。
長い旅を通じ、お互いを理解し合う。その過程をゆっくりと描いた本作は、強烈なインパクトこそないものの、どっぷり感傷に浸れる哀愁溢れる素晴らしい作品でした!