このレビューはネタバレを含みます
彼にしか弾けないショパン
とにかく心地よい作りで、すべてのピースが小気味良くはまっていく。
二人とも旅を通して成長するし、友情は美しい。トニーが、最初から最後までシャーリーのピアノを好いていたのが、とてもよかった。ピアノを聞いているときの表情がほんとうに素敵だった。
音楽をやっている人に、アジア人がクラシックをするのをヨーロッパの人から見ると、日本人が金髪の女の子が寿司を握っているのをみたときのような感じらしい、と聞いたことを思い出した。
差別の感情というのはなくなるものではないけれど、それを善しとせず、自分自身に問い続ける人間でいたい