HosoYankovic

グリーンブックのHosoYankovicのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

西遊記の三蔵法師と孫悟空みたいなやり取りにほっこりした。人種差別というそれぞれの闇を抱えながらも黒人に対する差別はより過酷なもので、自分の方がマシと考えるか同情するかは愛情を受けて育ったか否かに依るところが大きい。愛情は他人を思いやる心の余裕を育む上で非常に大切だと痛感する。アーティストは心の闇から自己救済する手段として表現するが、いつしか生活の手段に変わって行ってしまうものだ。トニーによってミュージシャン魂を呼び覚まし楽しそうに演奏するシーンは観ていて幸せな気分になる。しかしトニーの奥さんが美人でキュートで羨ましい。