大好きなアラゴルン、もとい、ヴィゴ・モーテンセン、デブっちまって別人かと思うほどの外見。典型的なヤンキー。
いっつもなんかむしゃむしゃ食べてて、おしゃべりでうっとしーがさつなキャラ…。
あーもー幻滅ーー。
と思いながら観てましたが、あらあら段々と優しくて頼もしいキャラに変わっていきました。
やっぱ腕っ節強い！
マハーシャラ・アリは今までにない役柄でしたが、意識高い系だったのが、案外素直で良い人のキャラになっていくプロセスは絶対的な安心感。
少しずつ距離が縮まって、お互いを尊敬しあって、友情が芽生えていく。
トニーみたいな親父なんて山ほどいると思うけど、ならば人種差別は起きないだろうし、あんな素敵な奥さんと結婚できない。トニーはみんなから愛されてるのがわかる。
シャーリーには、危険を承知で南部へのコンサートツアーをする理由がある。
ラストの地域は以前ナット・キングコールが暴力を受けた場所。シャーリーはそこの会場での差別扱いに対してNOを突きつけ、毅然とした態度を取った。
トニーはすぐかっとなるけど愛情深く、シャーリーは心理学者でもあるから、理性を持って自然な運びでトニーに教養を与えようとする。
トニーとシャーリー、それぞれ筋が通った生き方、勇気、格好いいです！
オスカー作品納得！！
製作総指揮の中にオクタヴィア・スペンサーの名前があった！
