実話ですと堂々と言うには脚色されすぎではないか？という作品。
差別の事を考える、ひとつのキッカケとして利用して見てはどうかというところ。
ドンシャーリーは才能があり金持ち。貧困に喘ぎながら差別を受けてきた黒人ではない。
だから実際当事者である人たちから批判を受けたのかなとは思えた。
結局金持ちの悩みで恵まれた人間が高尚な事言ってるだけ、と。
だがしかし、そんな恵まれた人間であっても、他人の心に根付いた差別心や伝統という名の差別には傷つけ虐げられる。
トニーは貧困層の出で、ろくな男じゃない。
ただ、彼は白人だから差別は受けない。
でも尊敬されたりしない。彼もある意味では虐げられているとも取れる。見えない階層があるように。
色んな捉え方をするなら考えることが多くて、ただの友情物語として捉えるのは惜しい。
