これぞ良質映画。
シンプルなのに深みがあって、軽やかなセリフがやけに心に残る映画でした。
教養の高い黒人ピアニスト(Dr.シャーリー)が人種差別が根強く残る南部へツアーに出るため用心棒として腕利きな白人(トニー・リップ)を運転手に雇う。
はじめは無学で作法を知らないトニーに、もっとこうしろ、あれはするなと色々指導するものの、トニーは(うるせえな)という態度。
それでも行く先々で差別による暴力や冷遇されながらも怒りを抑え毅然としたプライドを見せるシャーリーを見てトニーも徐々に気持ちが変わっていき、彼のプライドや誇りを守ろうと変わっていく。
かといってベタベタな友情物語というわけでなく、過剰に干渉せず、一定の距離を保っていて、何かトラブルがあったときにチラッと見える信頼関係が素敵やんって感じでした。
感情の起伏も派手じゃないのに、とても心揺さぶられます。
とゆうか見た後にヴィゴって知ってすごくビックリしました。
どんな風貌になってもどんな役やっても本当にかっこいいんだなぁ。