グリーンブックのやっこのネタバレレビュー・内容・結末

人種差別がテーマの、ロードムービー。
観た後の感じが、すごい最強のふたりと似ている。
いや、内容とかじゃなくて、観た後の気持ちが似ている。


自分のことをはぐれ黒人と言ったり、
演奏ツアーをサーカスのようと言ったり、
ドクの選ぶ言葉の中１つ１つに、
彼の葛藤や劣等感があって、
そして何より普段の行動にある、彼の中の誇りが良かった。
演技もだけど、彼はセリフの１つ１つがとても丁寧に作られてるように感じた。
実際の話が元だから、作られてるというよりも再現の方がいいのかな…

そして、もう一人の主人公のトニー。
彼は口の上手さや、腕っ節で成り上がった叩き上げって感じの人。
口は上手いし話も面白いけれども、そんな彼の人間がわかるのはむしろ話してない時のように思った。

そして二人の間に、確かに段々と芽生えていく友情はやっぱり気持ちが良い。
ツアーを共にする二人の存在も良かった。

多分、何回もこれから繰り返し観るんだろうな、そんな映画。