ヴぇる

グリーンブックのヴぇるのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.9
白人の作った黒人映画と言われているが、確かにその通りで実状はもっと過酷なものだったと思われるが、それでも伝わるものはあるし、彼らの友情を描き切るにはこのぐらいがちょうどよかったとも言える。

パッケージとしてはよく出来ているし、非常に鑑賞し易い映画に仕上がっているので、人種差別問題や黒人差別問題の入り口の映画としてはお手本的な作品では無いだろうか。

いわゆる黒人問題の映画としては過去の名だたる名作に肩を並べるほどでは無いが、その足がかり的な作品としての立ち位置ならば2019年の作品賞を獲得したことは驚きではないだろう。
ベストでは無いがベターな出来であった。
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