このレビューはネタバレを含みます
ずっと観たかった作品。
アカデミー賞作品賞受賞作品。
黒人は冷めた目で見られ差別を受ける。差別に立ち向かうドク。最初は黒人を差別していたトニー。だけどドクと仲良くなるにつれて差別をすることはなくなっていく。お互いがお互いに影響しあって友となった二人。
日本のように島国で違う人種同士が関わる機会が少ない国だと気にかけていなかった黒人差別を知ることができた。
またトニーはトニーでイタリア出身であることからイタ公と喧嘩相手に呼ばれたりする。少なからず白人という大きな括りのなかでも差別は存在したのではないか。ドクと同じ黒人でも車の陰からドクやトニーを襲撃しようとしたりする。人は人種だけでは判断できない。私たちは生まれもった人種や生まれた土地など自身のルーツを変えることはできない。
変えることができないからこそ、瞳の色や肌の色で相手を判断するのではなくその人の中身で判断しないといけないのではないかと感じた。