家族に囲まれるが裕福では無くマナーもない男と
、孤独で生真面目なマナーある金持ちの黒人ピアニスト。
この二人の演奏を兼ねた旅。
対比する人間を描いたものは過去にも色々あって、とくに最高のふたりが記憶に新しいのだが、どちらも実話をモチーフにしてる。
この作品は黒人差別を題材にしているとこで、目指す場所、土地柄によっては肌の色で食事さえ出来ない、白人と黒人が一緒にいれば冷たい態度をされるなど描かれている。
でも、この主人公は旅をするにつれ、彼の人柄や才能に触れ、黒人に対する偏見など一切無くなっていく。
同じ人間。
肌の色の違いが何だって言うんだ。
見ているこちら側もそんな気持ちになれる。
泣ける程の感動は無いが、見終えて温かい気持ちになれる映画だった。