ながら見のつもりがずっと目が離せなかった…。
いやぁ、これは、うん、ずっとしんどい。
海洋恐怖症さん、閉所恐怖症さんはめちゃくちゃ怖がれます。
私も海には嫌な思い出があるのでめちゃくちゃ怖がれたし、最後までずっと息苦しかった。
サメはサメなんだけど、深海のサメなので目がない。つまり表情が本当になくて、全身も生傷だらけなのが良かった。
怖い。
シンプル怖い。
前作は一応、海上とずっと連絡がとりあえてて、状況を伝えあえてた分気休め程度の安心感はあったかもしれないけど、今回は中々に孤立無援になりがちでしんどい。
頼もしい人の退場が相次ぐし、パニックによる戦犯行為は起きちゃうし。
……けど責められないよなぁ…。仕方ないよなぁ…。
人数が多い分助け合うシーンも多かったし、「あんたのせいで！」って不毛な喧嘩もなくてギスギスしてない分見やすく(ずっと極限だからそんな余裕無かっただけかも)、けど全面的に協力し合う仲良しグループの図が『綺麗事』と見えてしまう人には物足りないかもしれない。
私は”生産性の無いことで酸素無駄遣いすんなよ”って思っちゃうタイプだから、不毛な争いはなくて良かった。
真っ暗な海の中で緊急アラームの赤い点滅で画面が暗転→赤→暗転→赤を規則的に繰り返し、赤く照らされる毎にカメラのアングルに変化が起きる演出が良かった。
先が読める事は否めないんだけど、単純に”そのくらい真っ暗な海の中”って状況が怖いし、水越しで少しくぐもった緊急アラームの音も不安しかない…。スキ…。怖いけど笑
前作レビューした時も言ったけど、やっぱりサメ映画と言うよりは『海ホラー』です。
海の怖いとこ全部詰め込んで煮込んでる。
怖いけど好き。怖いけど。
47mの系譜なので最後の最後まで気が抜けない。
助かった時に周りの声がぼやぁっとしてくる演出やめろ…トラウマなんだよ……。
満足度高く語れる作品が増えました( *´꒳` )
