Harumakiさん

コンジアムのHarumakiさんのネタバレレビュー・内容・結末

コンジアム(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【 それは“演出”のはずだった... 】

この映画は、高視聴率を狙う若者が廃墟の精神病棟で起こる不可解な出来事に襲われていく、韓国ホラー作品です。
後半にかけての怒涛の恐怖ラッシュ、印象に残りやすく気持ちの悪いクリーチャー、じわじわと恐怖するシチュエーション、どれも充実しており、全体的に日本のような怖さが感じられました。
一人称視点の怖さは、呪詛に続いてわからされましたね、、、。

●怖い演出てんこ盛り。
視聴者稼ぎのために仕組んだ罠と、本物の霊による「俺、こんなの知らねぇよ!(汗)」的な展開、目が全て黒く謎の声と共に襲いくるトラウマ級のクリーチャーなどなど、今作には怖い要素がてんこ盛りすぎる。特に視聴者数などをいじったり、視聴者に違う映像を送ったりと、現代に見合った気味の悪い演出は発想に驚かされました。
やばい!って思った場面はだるまさんが転んだ形式のシチュと、無限に下着を見つけ続けるシチュでしたね、、、、あの顔は怖すぎる。
下手な展開も、慣れない一人称により本当に生放送を見ているようでとてもリアルに感じられました。カメラの撮り方だけでも何通りと怖さを味わえるのはすごいなぁ。

●一人一人に違う死を。
もれなく全員死ぬのは見ててもう爽快。その人悪いことした?というキャラも理不尽に殺され、それもただ死ぬだけじゃなく酷く襲われていく、、、、改めて廃墟には近づかないと決めました(笑)

◉まとめ
この作品は、廃墟の設定などよりも怖さへの演出を重視しており、その恐怖もバリエーション多く描かれている韓国作品です。どの場面も手汗がぎとぎとになるまで楽しめ、クオリティの高さに驚かされました。
久しぶりにちょこっと見たけど、軽く見れるものじゃなくてちびりかけました。
Harumakiさん

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