FREDDY

Buy Me バイ・ミーのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

Buy Me バイ・ミー(2018年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

夢や刺激を求めて華やかなセレブの世界に飛び込んだ女性が、金や欲望、野心にまみれ、次第に自分を見失っていく姿をセンセーショナルに描いたロシア製サスペンスドラマ作品ということで。印象としては、カーチャを演じたユリヤ・フリーニナの"あどけなさ"は目に残るものがあり興味を惹かれましたし、ガーリャを演じたスヴェトラーナ・ウスティノヴァやリザを演じたアンナ・アダモヴィチもそれぞれに個性があり、個人的には印象は良かったですね。そして、刺激を求めて親に内緒でモデル事務所に登録し、ファッションショーに参加するためドバイへと向かったカーチャと、同じ部屋で暮らすこととなったガーリャやリサを軸に描かれる物語は、華やかな世界の危険な裏側を描いた内容となっていて、大まかなあらすじや題材は悪くはないですし、どんな展開を見せてくれるのかが気になり画面から目が離せずにいたことも確かなことではあるのだが、言ってしまえば"案の定"といったところで、想像をこえるようなものは何一つなく、少女たちのありきたりな"若気の至り"が映し出されるだけ。終盤20分は目を引くがそれなりの盛り上がりしかなく、少々話に強引さが見え隠れしている印象も。本作は片手間程度の視聴が好ましい作品ですかね。良かった点をあげるとすれば、ユリヤ・フリーニナを知れたことくらい。オススメは難しいかと。
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