BiSHの映像関係を古い順に見ているので成長が見て取れておもしろい。少しずつ、BiSHに影響される人が増えていっていた。
「飛行機は近いように見えて遠い」っていうチッチのふとした一言を終盤BiSH自身に投影する構成はわかりやすすぎるけどグッときた。2時間弱の中だけでも最初と最後では存在感や安心感が全然ちがう。
序盤の葛藤や、メンバーそれぞれの悩みとそれを乗り越えていく姿を見ることができてよかった。特にモモカンの合宿のときの言葉や姿勢はほんとに素敵だった。アイドルってファンには綺麗なところしか見せない、悪く言うと上っ面のイメージがあったけど、おもしろくもオチもないその切実で正直な言葉(良い意味)はすごく信用できる人たちだなという印象を受けた。あとそこを切り取ってるからエリザベスさんの印象操作も否めないけどみんな泣きすぎだと思った。笑 パジャマすっぴんとかスパッツの穴とか、そんなところまで見せてしまう人間くさい6人がとても好きになりました。
BiSHは常に終わりを見据えていて、歌詞にもそういうのが多い気がする。終わることを前提として、だからこそ今という時間を精一杯煌めいて生きようっていうその姿勢こそがBiSHの魅力なんじゃないかとニワカは思いました。
