衝撃のラスト、というか腑に落ちないラスト。
黒人の彼女とつきあっていたのが妄想だったというシーンでこっちまでゾッとした。
これはもう、どこからどこまでアーサーの妄想でどこからどこまでがリアルなのか。もしかしたら、これはジョーカーになりたかったアーサーの物語かもしれない。そういう意味で全く答えがない。
受け手側の想像にすべて任せられるのでとても居心地の悪い映画だ。
とにかくホアキンの演技がすごかった。
上半身裸のシーンが多いのだけど、その身体からすでにアーサーに成りきっている。
階段のシーンはやはり見事だった。でもトイレで踊っているシーンのほうがなぜか胸に残っている。