えっさん

ジョーカーのえっさんのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカー誕生!!
まずホアキン氏の役作りはすごい。アーサーそのものになっている!人物に深みがあって、真に迫る演技ができている気がします!個人的には、目で演技ができる俳優さんがすごく好きで、ホアキン氏はその面でも今作は素晴らしかったと思います。

内容もゴッサムシティのアングラな感じを作品全体を通して演出できていたと思います。特に地下鉄という、多くの市民が利用する施設整備が荒廃している描写は、間接的に街の様子を写しているような気がしました。
また、人気番組司会者のマレーは市民の心の余裕を表しているのかな、と感じました。最初はアーサーもマレーの番組を楽しんでいるワケですが、自分の映像が流れたあたりから暗雲が…
そして最後にはマレーが倒れ、市民の暴動へ…(=市民の心余裕がなくなってしまった?)
と繋がっているのでマレーの軽快なトークも合わさって、市民の心理と重なって見えました。

作品を通じてジョーカーはゴッサムシティに住む魔物で、一個人ではない。そんなメッセージを受け取りました。
えっさん

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