KeZuMA

ジョーカーのKeZuMAのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.0
劇場公開当初はなぜか観ようと思わず、やっと今になった。
いま観たのが正解やったなと思えたし、いろいろ考えさせられた!


まず、ジョーカーってすごいなって思った。

病気を抱え安定した仕事に就けない中、
笑ってしまうというそのハンデを強み・自分らしさと捉えて、力強く生きようとする姿。

めちゃくちゃ自分と向き合い続けて、コンプレックスに思えるところもオリジナリティに変えて、明るく楽しく生きようとしてきた。

辛い経験を乗り越えながら生きてきたからこそ、自分と同じように辛い思いをしないように、人を楽しませたいし、笑ってほしい。
子どもの頃が1番辛かったんやろうな。

ただただボランティアとか仲間内で笑かせてるんじゃなくて、お金を産む方法考えて仕事にしてるんやから、めちゃくちゃ頭いいし行動力すごい。


めちゃすごい人やのに、、やるせない気持ちになる。

「グッド・ウィル・ハンティング」とか「パッチ・アダムス」の裏側の世界って感じ。


相対的に弱者にされる人って、スターになる人みたいにめちゃくちゃ頑張ってすごい人っているんやと思う。

ただ、周りの人がその人をどう評価するかだけで、その人の立場が決まってしまう。

その人がどうなるかって、その人が生きる環境に依るところはかなり大きいと思った。
もちろん、自分から行動しようとしてないのに、環境のせいにするのはいけない。

ジョーカーの場合は、めちゃくちゃ行動してた。出会う人みんなを信頼して、希望持って生き続けてた。

そりゃあ、こういう結末になるよなって。



この世界って、日常の生活にも、似たような状況ってあるのかも。

会社の中で、その人にとったらめちゃくちゃ仕事で頑張ってるけど、評価されないとか。
相対的に見て、成果は実際出てないのかも知れない。
でも、その人の心に寄り添ってみてほしい。アドバイスはなくてよくて、ただ真剣に話を聴くだけでも、リラックスできるようになる。

辛かったけど、居場所があることに気付いて気楽に仕事ができるようになる。


ジョーカーになるかエルヴィスみたいにスターになるか、紙一重やなって。


この映画を通して、いろんな人の人生が少しでもプラスの方に傾くキッカケになれるように、心に寄り添いサポートしたいと思えました😌
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