ホアキンの優しい瞳が印象的だった。
煙草が吸いたくなる映画は良い映画。
今までホアキンの映画何本か観て卒ない印象を勝手に受けてたけど、凄まじくよかった。情けないくらいの優しさと哀しみが爆発していた。
今までのジョーカーに比べると人間臭くってたまらない。
走り方が最高でした。
踊る姿も崩壊の一途を辿るその様も憐れで美しい。
笑えば笑うほど笑えない矛盾の中でもやもやして、最高。
もうなんだかもう。これから笑う時笑えなくなりそうな程。
映画的な展開も多少ある所がエンタメだし、一人の人間の生き様として観れた。
今まで観てきたバットマンの流れを感じさせつつもそこに染まらない気高さも感じられた。
とりあえず放心状態なので後々追記しようと思う。
追記
生きるという選択肢を選んだ時に必ずしもそれが他人にとって良いものではないのかもしれない。
悪の道だったとしても、解放感にまみれたものは清々しさがある。
善と悪といった二律背反するものはどちらが正しいかというより、どちらもあって然るものであり、
傾きが過ぎると、物語としては最適である。
ジョーカーは悲惨だけど最高。映画だから最高だよね。って所に落ち着くと多少平和なんじゃないかと思う。