このレビューはネタバレを含みます
物凄い悪の映画を観た。問題作呼ばわりされるのも納得。
当然いい映画ではないので感情で評価できないんだけど、映画の出来自体はかなりよく感じた。
まずワンシーンワンシーンの画力が凄くて撮り方に迫力があったから、ホアキン・フェニックスの怪演も合わせてとにかく印象的。
ジョーカーというキャラクターの設定は今回かなりブルースと対称的な存在になるのを意識していたように思う(養子の設定なんかはまさに露骨)。
DCはバットマンvsスーパーマンなんかじゃなくてこの作品からの流れでバットマンに入って行ったら凄く良かったんじゃないか……
にしても、これだけキャラクターに深みを出されるとバットマンが正義でジョーカーが悪という前提すらよくわからなくなる。