「社会のヒーローとは…」
ジョーカーという悪を生み出してしまったのは、社会であり、環境、人間であった。
何度も裏切られ、自分の存在価値が分からなくなった一方、殺人をしたことで注目され、英雄として扱われるようになった。
人の善悪は本当に主観的なもので、何をもって判断すればいいのかというのを考えさせられた。
誰もがこの社会に対して疑念を持ちつつも、納得せざるを得ない状況になってしまっている昨今に対する社会風刺でもあるように思われる。
映画の感想としては、音楽の絶妙なリズムや緊張感を掻き立てる音で、終始ハラハラ・ドキドキしていたので、常に映画に釘付けだった。
そして何度も言えないジョーカーの動きがコミカルかつ悲壮感が漂ってたかと。