ジョーカーのどまうまるのネタバレレビュー・内容・結末

久々にここまで没入できる映画に当たったなと。
アップの画が多いから、ホアキンの凄まじい演技に否応なしに引き込まれる。
表情や眼の動きすら越えて、瞳の奥だけで感情を揺さぶられちゃうんだから、圧巻としか言いようがない。
こんなにも目を逸らしたくなる辛い環境の彼に目が離せない。

音楽もめっちゃくちゃ良い。
邪魔してないし、アガるし、洒落てる。
階段でのダンスシーンはまさにアート。
ふつくしぃ…。

…ただ、惜しいなぁ。
終盤結構ダレる。
そして個人的にここ最近のデニーロの演技は本当に軽く感じる。
普通にムカついてくる。マレーのシーンで一気に冷めた。ホアキンの芝居を台無しにしてんだてめーは！
ウェイン家も必要最低限程度に抑えといてあんまり出さなくて良かったのでは…？
お母ちゃんの若い時のエピソードもこんな長い必要あるぅ？と思った。

作品の方向が全然違うんだから、あんまりダークナイトと比べても仕方のない作品だと思ってるけど、…唯一、構成がちょっと勿体無かったなと。
あの長い尺全ての時間スクリーンにのめり込ませたダークナイトは怖ろしいな。
なのでダークナイトより0.1下げました。