『イかれてるのは、僕か?世の中か?』
ダークナイトで
ヒースジョーカーに心底魅せられ
スーサイドの
ジャレッドジョーカーに心底失望し
正直、今回のジョーカーを観るべきかと思ってたけど
ホアキンジョーカーは
また違うカタチで凄まじかった。
バットマンと切り離されたことにより
悪としての役割が必要なくなり
1人の人間として
まったく別のキャラに昇華されている点は
純粋に素晴らしい。
本作のポイントは
“Smile”ってところかな。
ホアキンの笑い声が脳裏にこびりつく。
全然笑えないシーンで鳴り響く笑い声。
これが120分続くのだ。
正直、ただなんとなく娯楽作品として観るには
あまりに
あまりにもな作品である。
万人ウケはしない作品だと思うけど
意欲的に観に来る人は
きっと魅入ってしまうはず。
さらにいうと
正直テンポもイマイチではある。
地下鉄の事件が発生してから
次のフェーズまでが長かった。
それでも目を離せなかったのは
ホアキンの演技あってこそ。
派手さは少ないけど
見応えは凄かった。
◆MEMO
バットマンは出てこないとは言いつつ
舞台がゴッサムシティであり
ウェイン家への関係を作品に入れ込んだのは
純粋にバットマンへのリスペクトか。
なにより
バットマン最大のライバルであるジョーカーが
実はブルースの両親の死に
間接的にでも関係を持たせたのは
ジョーカーへのリスペクトにも感じる。