ゆえん

ジョーカーのゆえんのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.5
ゴッサムシティって日本のことですか?と思えてしまうくらい現実味があって冷や冷やした。
彼の怒りは共感できるし絶望も手に取るようにわかる。
それが彼だけの問題ではなく、社会全体に蔓延している様子もはっきりと伝わるし、マレーに訴えた“庶民の声”は彼をヒーロー(正確にはヴィランだけど)に仕立てるには十分だしカルトの誕生をひしひしと感じた。

犯罪者は“極悪人”や“異常”だという風に思いたがる人は多いけど、いかに犯罪や悪意が身近に潜んでいるのかがわかる。
ジョーカーになりたい人はごまんと居そう。
ゆえん

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