映画泥棒V2

ジョーカーの映画泥棒V2のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.3
アンチヒーローの軽快な物語を想像したが、裏切られた。

そこにはバットマンもいず、救いのない鬱屈とした日常が描かれていた。
街には悪臭が漂い、貧富の格差、市民の怒りが渦巻いている。

周りが狂っているのか?
コメディアンを夢見るアーサーが狂っているのか?

アーサーの憎悪が日に日に増していき、悪のカリスマへと生まれ変わる様は、見ていて痛々しく苦しくはあるが、どこか周りを魅了する力がある。