アブクチャン

ジョーカーのアブクチャンのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.5

みんな自分のことでいっぱいいっぱいだしみんなどこかしら狂ってるよ〜
寂しいとか悲しいとか憎いとか苦しいとか、ひたすら負の感情を浴びて疲れた!
アーサーは仮面を被ってジョーカーに生まれ変わったけど、アーサーを形作っていた大切なものが少しずつ剥がれ落ちてジョーカーが姿を現したように見えた。
どこにも救いがなくて馬鹿みたいにつらい気持ちになったけど、共感はできなかったから自分はまだ恵まれた環境にいるんだと改めて思い知った。
観る人の社会的立場によって受け取り方は異なるだろうし触発されてしまう人もいるのかな。
感動、面白いという言葉は当てはまらないけれど、どうしようもなく突き刺さる作品だった。