ゆーすけ

ジョーカーのゆーすけのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカーという悪役の成り立ちを通して、格差の広がった現代社会への問題提起をしたいという監督の意図を感じた。
共感を求めて映画を観に来た人からしたら、ジョーカーの度重なる不幸の描写のどこかに自らを重ねることで楽しめたと思う。
一方で、絶対悪という立場から街に混乱を招くメチャクチャなことをするような爽快感を求めてた人からすると、物足りなさを覚えたんじゃないかと思う。自分は後者だったのでイマイチだった。
アメリカの漫画はあるキャラクターを複数の作者が描くため、作者によって個性が異なることがあるらしい。本作のジョーカーは身の回りの不幸が重なって生まれたという設定なんだろうけど、自分としては絶対悪、シリアルキラーであって欲しいと感じた。

余談:
アメリカの漫画原作の映画って良く小悪党として市長や政治家が出てくるけど、これはアメリカのほうが政治に関心があるからなのかな。
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