色

ジョーカーの色のネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

この世の不幸フルコンボな男が、ジョーカーになるまでのお話。

全編に渡ってアーサーの気持ちや境遇が“理解”出来てしまう恐怖。自分が実は特別だったりする妄想とか、自分を理解してくれる素敵な恋人を脳内で妄想したりなんてヲタクならやったことあるあるですよ!!!

気持ちが分かるからこそ、とにかく最後までしんどい。平常時より更にハッピーな気持ちな時に見ないと、なんか良くない判断をしてしまいそうだったなあ。そして、正しく、現実と非現実がちゃんと理解で来てない人は見たらダメだし、アイデンティティが形成されてない人も見るのはアブナイ!

それでも踠いて夢を叶え、到達したアーサーはとても人生を謳歌しているように見えた。むしろ、最初に画面に現れた時より表情が生き生きとして、自由にさえ見えるよね。

幸か不幸か、判断は主観でしかない。あくまで受け取るのは自分次第。人生は自分のコメディだ。
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