このレビューはネタバレを含みます
レビューをたくさん読んでから鑑賞。
(ネタバレは見てません)
もの凄い衝撃を受けている方多数だったので、かなり構えていたんですがそれほどいわゆる問題作とは思えなかった。
ゴッサムシティーが最悪な街というのは知っていたし、ジョーカーがイカれた人というのも知っているわけですし。
だからどちらかと言うとヒューマンドラマを観ている感覚。
一人の男性が人生に疲れて理性も常識も守らないといけないと思っていたものも何もかも失い、自由に生きる事を決めるというストーリー。
そしてもちろん、ホアキン・フェニックスの怪演は素晴らしいです。
ゴッサムもそこに生きてる人間もクズばかりだからジョーカーが非道で残忍だろうと、終盤、爽快な気持ちになって終われます。終わったあとは、いいものを観たなぁ、という気持ちに。
前から抱いていたジョーカー像が、ガラリと変わったという印象はありませんでした。
これを観て衝撃を受ける方々は、グリーンブックで描かれていた黒人差別で衝撃を受けた方々と同じで、今まであまり多くの作品を観てこなかったんじゃないだろうか?と思ってしまいました。