あんず

ジョーカーのあんずのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.3
善と悪、愛と憎しみ、正常と異常、富と貧しさ、強さと弱さ、優しさと冷酷さ……人間社会とは、相反するものが内包されている。
誰もがジョーカーになり得る可能性があると感じた。
ましてや、この混沌とした時代には……

映画館を出たら、駅前でピエロのお面を被ったパフォーマーがバイオリンを弾いていて、ゴッサムシティか❗とマジマジと見てしまった。

12/3 109川崎にて2度目の鑑賞。
スコア変わらず。

最初と最後の台詞が胸に刺さった。
確かこんな感じ
オープニング
「間違っているのは、俺か」「世間か」
エンディング
「理解されるはずもない」
そして、ダンスダンスダンス……
本当に人生は残酷なことの連続で、悲劇を通り越してむしろ喜劇と私も感じる今日この頃。

社会の悲惨さという意味では、ゴッサムよりも今、我々が生きている現実のが凄まじいと一昨日観た「少女は夜明けに夢を見る」を思い出した。
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