ユメハ

ジョーカーのユメハのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカーは仮面を被ったのではなく仮面を捨てたのだと思わされました。

エンドロールで放心状態になり、ただ涙が頬を伝うのを感じるだけになってしまいました。

時系列のズレからくる違和感がグルグルとした気持ち悪さを腹の底に植え付けてくるのですが、その理由は途中から疑念として自分の中に浮かびあがってきます。

その疑念が終盤にさしかかり、正しいとわかった瞬間からただスクリーンを眺めることしかできなくなりました。

誰もがジョーカーになり得るなんて、言葉で言われただけでは理解するだけですが、映画を観た後は理解するだけではない、それを超えた確信を得ることができます。

この映画に関しては言葉を尽くすことが無駄だと思えてくるほどに、まず観てほしい作品だと思いました。
ユメハ

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