このレビューはネタバレを含みます
評判の良さを先に聞きすぎたなという感じ。評判から予想した筋書きから大きく外れなかった。今年は例の放火について特に社会のセーフティネット論が出てくる→ネット民が『犯人は絶対悪』としてそれに襲いかかるのがホットだけど、そういうことを考える契機には十分なると思うし、ところどころスタイリッシュ。ブルース・ウェインの死に間接的に関わっているけれど、結果的に世の中は悪くなってるし、実際別にブルース・ウェインは悪くもなんともないところは寧ろグッド。
ただ、ジョジョの吉良吉影とか(あれはナチュラルボーンキラーなのだが)ペッシとか、『いぬやしき』のライバルとか、過激シーンは抑えめだがペルソナ5など、世にはピカレスクロマン的なものが溢れてるから正直新しい何かは感じなかったな、とは思った。