<2019年 144本目>
映像、音楽、ホアキンの演技がバシッとハマった至高のアート映画でした。
優しさが必ずしも至福に繋がらないんだなと思った。環境が人を形作ると言うが、優しくあろうとすることは周りの環境に恵まれてるからこそ可能なのかも。
どれだけ強く意思を保とうと、悲惨な、環境下で人は正義を貫けない。悪とは人ではなく不平等を押し付ける社会だなと思いました。
また階段の上り下りのシーンが印象的でした。階段を上がることは労力がいるし、上を向いて生きていくことはすごく大変なことかもしれない。だけどジョーカーみたいに階段を下り、どんどん悪に染まっていくのはすごく簡単なこと。それが強調されていました。