鑑賞後、こんなになんとも言えない気分になった映画はなかなかないかも。
ダンサー・イン・ザ・ダーク以来かな。笑
どんどん取り返しのつかない状況になっていくアーサーはただの優しい人間ではなくて、どこにでもいるそれなりに悪意も持っている人間に思えた。
だからこそ可哀想、だけではなくてそこは自業自得なんじゃない？と思える場面もあり。
でも地下鉄のシーンの三人のような人間にはわからないだろうなとアーサー側の気持ちになってしまう場面もあり。
「ジョーカー」として評価するのは難しいし、好きとは言えない映画だけど観て良かった。
ホアキン・フェニックスの孤独と狂気と美しさが混在しているような圧倒的な演技、素晴らしかった。
