ジョーカーのマオ茶のネタバレレビュー・内容・結末

心の優しいアーサーが周囲から虐げられ、何をやってもうまくいかない様子には胸が痛んだ。
憧れだったマレーのTVショーへの出演依頼が来た際、入場シーンを何度も何度も練習する姿が印象的でした。うまくいかないと分かっていながら、練習するアーサーを見るのは辛かった。そして、こんなにも真面目でまっすぐな彼なのに、なぜ笑い者にされなければならないのかと。

そして、笑いたくないのに笑ってしまう、その笑顔の奥の悲しみをリアルに表現するホアキン・フェニックスの演技に震えた。
普段の姿のアーサーは惨めな中年男性に見えるのに、ジョーカーになって階段を下りるシーンでは格好いい。素晴らしかったです。