本好きタマゴ

CHAOS カオスの本好きタマゴのレビュー・感想・評価

CHAOS カオス(2017年製作の映画)
2.0
ある2人の男性がケバブを食べる。
1人の男が怒る。
味が好きではなかったようだ、
もう1人の男は美味しいと思ったので、
反論していたが、
味が許せなかった男は、もうこの店から
出ようと言って、外に歩いて行ってしまった。
…ここから始まる五分のop actは、物語への期待を高める。本当にドキドキワクワクでハイテンションの物語が始まる!と素晴らしい出来だ!しかし!!この後はもう徐々にテンション下がってくから!!

〜??の感情part〜
op
act⭐︎
⤵︎
 ⤵︎ ↪︎ ↪︎ ⤵︎??
  ?↪︎ ↪︎ ⤴︎ ⤵︎
        ⤵︎
         ⤵︎ ??⤵︎
         ↪︎ ↪︎ ⤴︎ ⤵︎
            ⤵︎
            ED!?⤴︎
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(この映画が気になってる人は15分見て、流れおかしいなって思ったら見るのやめて良いと思うよ)
(しかし、撮りたいと思ったことは丁寧に撮られており、少しづつ上手いなとか見せるなあって思う部分は出てくる。下記で説明)


この映画は"カオス"極まっている…!!!!!!
(見た人がカオス!って思ったからこの名前つけられたんじゃないかな)



【STORY】
株価の急落、食料不足、デモや暴動が激化。無秩序化の一途を辿るベルリン。エリアナは家族とケバブ店で食事中、2人組の男たちによる銃乱射に巻き込まれ、両親を殺されてしまう。未だに逮捕されず行方をくらます犯人たちに確固たる決意で復讐を誓うエリアナは、ボディガードのカーソンに協力を要請。「悪人を殺すなら同レベルの悪人を雇え」と、カーソンの父からの助言をもとに、あらゆるジャンルの殺し屋を雇い報復に没頭していくのだが…。しかしその行動のすべては、ある男の思惑によりつき動かされているものとは、すべての人間は知る由もなく…。
(配給会社TWA抜粋)


この映画広告につられて見たが、…この映画は簡単に言うとこんな話だ。物語は、が脚本によって進む。この一つ一つの出来事の間に「脚本」が入る。同時進行で進む。
(脚本の通りに進むのだが、脚本を書いている人が同時にいるという新しいコンセプトで面白い。)出てくる人物全てが、出演者となり、未来となる。未来は、変えられないが、脚本は…??脚本どおりに進むというのを念頭においておくと面白いかもしれない。

このハイテンション復讐映画を見たいって人にはお勧めしないが、物語をじっくり考察するってタイプにこそお勧めしたい。
物語を紐解いて全体像が見えた時、小説を読んでいるかのような楽しさがあった。







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以下、個人感想
(過激なネタバレ含む)


復讐!!が見たいのに中々してくれないなで飽きてしまう。期待してた方向性が違っていて点数が低い気がする。
配給会社も物語を読み解いてみたいな、最後のEDみたいな静かでポップな雰囲気で売り出せば、もっとこの映画を好きになる人見つけられるんじゃないかな?
(しかし、売り出しの仕方で映画に興味を持った人間としては、成功なのかなと思ったり思わなかったり)
あと主人公って誰?誰が重要なの??物語の楽しみ方に感情移入とあるが一切させてもらえない。(おいてかれ感…)
でも、最初のスタートの仕方といい、音楽の挟み方、人物の対象的な撮り方、まじで撮ってる人上手いと思う。

本場で撮影を担当してる人が作った映画みたいな感じ。編集担当が…いないで自分達で頑張ってくっつけたみたいな。
そんな感じの映画でした。
撮影自体はうまいし、撮りたい部分を丁寧に撮ってたから2、だけど映画としては面白くないなっておもったから低め。