映画のみでは不完全なため、個人的におすすめできません。
原作小説を映画の尺に合うようにぶった切ったような感じで、各キャラの人となり再現があまり出来ていないと思います。
生活感や介護の苦しみや、病気を取り巻く人や本人の悲しみをあえて描かずにポップに仕上げたかったのかもしれませんが…。
想像力で足りない部分を相当補うなら、映画のみでもアリです。
編集の仕方でもっと良くなる気がするのですが…残念過ぎます。
視聴者に委ねる映画は沢山あり、嫌いではないですが、これは不親切です。
あと「こころ」の使った意図は理解出来るのですが、筋違いだと思います。
映画の雰囲気としては、各シーン演劇のように見るのがいいかなと思います。