このレビューはネタバレを含みます
認知症とは長いお別れとも言う。だんだん少しずつ記憶がなくなっていって遠くなるから…。
認知症になったお爺さんとその家族との話を年月を分けてゆっくり描かれているこの映画。
認知症=全てが悲しい、辛いってわけじゃなくて、長いお別れの準備期間に色々なことが起こる。それは悲しいこともあるけど、遊園地のシーンのような家族の暖かさを感じられる時もあり、家族の大切さとかを改めて実感できるきっかけになったりもするんだなぁ。
私の祖母も認知症だから全く他人事に思えず、わかるわかるってなる場面もあったりして観てました。
みんな演技が素敵だし、認知症がテーマだからといって暗い内容にならず、良い映画でした。